地名

湖・沼・池・沢の違い【違いが分かる4つのポイント】

湖・沼・池・沢の違いって何だろう?

そのような疑問を抱いている人も多いハズです。

そこで、この記事では「湖・沼・池・沢の違い」を4つのポイントをお伝えします。

この記事を見ることで「湖・沼・池・沢の違い」が理解できるようになります。

4つのポイントはこちら

  1. 定義の違い
  2. 大きさの違い
  3. 水深の違い
  4. 形成の違い

「湖・沼・池・沢の違い」は上記4つになります。

この記事を見ることで、あなたも「湖・沼・池・沢の違い」が理解できるようになります。

では、さっそく一つずつ確認してみましょう!

 

 

湖・沼・池・沢の違い【概要】

これら4つの違いは「大きさ」と「水深(深さ)」の違いで大きく区分されています

ざっくりいうと、

  • 水深5m以上あり、中央部に水生植物が生えていなければ 「湖」
  • 水深5m以内で、最深部のところにも水生植物が生えていれば 「沼」
  • 水深5m以内で、水が溜まって人工的にできたところが 「池」
  • ごく浅くて、前面に水生植物が生えていれば 「沢」

このようになります。

地域の資源としてイメージアップするなど、呼称の変更(沼 → 湖)もあり、旧地名から考察する必要もあります。

また、ダムによってできた池でも「○○湖」と名前がつけられており、
地図では上記の区分と関係なく、その土地で実際に呼ばれている名称が記載されています。

では違いのポイントを確認しましょう!

 

 

湖・沼・池・沢の違い【4つのポイント】

まず認識しておかなければならないのは、「湖・沼・池・沢」だと決めているのは『国』だということです。

『国』のなかでも国土交通省と環境省が決めており、それぞれに違う場合もあります。

① 定義の違い


国土交通省では、『水深が大きく,植物は湖岸に限られ,中央に深い所には沈水植物を見ないもの』と定義されており、
環境省では、『四方が陸地で囲まれていて、なかに水をたたえてあるもの。池・沼などより大きく中央部に沿岸植物の侵入を許さない深度(5~10 メートル以上)
を持つもの。』
と定義されています。


国土交通省では、『湖より浅く,最深部まで沈水植物が繁茂するもの』と定義されています。
環境省では、『一般に、深さ五メートル以下で底は泥ぶかく、クロモ・フサモなどの沈水沿岸植物が生えている湖沼をいう。
湖とは厳密には区別されていない。』
と定義されています。


国土交通省では、『通常,湖や沼の小さなものをいい,特に人工的に作ったもの』と定義されています。
環境省の定義はありません。


沢に関しては官公庁の明確な定義はありませんが、
辞書では『地が低くて浅く水がたまり、草が茂っている所』『水がたまって水草のはえている所』とされています。

国土交通省、環境省とも似たような定義ですが、
それぞれの立場で知見が違うのは興味深いところです。

 

② 大きさの違い


『池や沼などより大きくて、中央の部分に沿岸植物の侵入を許さない、5m~10m以上の深さを持つもの』としています。


環境省では、『一般に、深さ五メートル以下で底は泥ぶかく、クロモ・フサモなどの沈水沿岸植物が生えている湖沼をいう。
湖とは厳密には区別されていない』となっています。


『人造湖』と同じように“人工的に造られた水たまり”のなかで、湖や沼よりも小さなものが『池』です。
ダム湖も本来ならば『池』に分類されますが、池や沼よりも大きいため、“湖”と呼ばれています。


池よりも浅く小さいものとされており、
具体的な決まりはありません。

大きさの説明だけでは理解できないので、水深の違いを確認しましょう。

 

 

③ 水深の違い


水深5m以上あり、中央部に水生植物が生えていない。


水深5m以内で、最深部のところにも水生植物が生えている。


水深5m以内で、水が溜まって人工的にできたところ。


ごく浅くて、前面に水生植物が生えている。

 

深さをイメージ図で見るとこのようになります。

Image from Gyazo
参照:茨城県「湖としての霞ケ浦」

図解すれば分かりやすいですね。

 

④ 形成の違い


湖のなかには琵琶湖や摩周湖のように自然にできたものだけではなくて、人工的に造られたものもあります。
この湖のことを『人造湖』と言います。
人造湖は発電や農業、工業、上下水道などに使われています。そんな人造湖のなかには、ダムによってできた湖(ダム湖)があります。
例えば、富山県の『黒部湖』黒部川に建設された『黒四ダム』によってせき止められてできた、人工の湖です。
人々の大切な水源となっていることは間違いありません。


沼は自然にできたものだけを指します。
『湖は沿岸植物が侵入しない深さを持つもの。沼は湖よりも浅くて、水中植物が全体に生育するもの』と区別しています。
「沼」という言葉には、「泥沼」なんて言葉があるようにイメージアップとして呼称の変更(沼 → 湖)もあります。


池は人口的に出来たものを指します。
かっこいい人のことを「池様」ということもあり、
主に若者の間で使われる、容姿が整っていることやそのような人を意味する俗語で、もとは「イケメン」の略として使われた言葉です。
「池」は男性について使われることが多いが、美男子のような見た目をした女性に使われることもあり、
「池」と言う字には好印象な感覚があるようです。


最近流行っているラフティング(沢下り)のイメージとは少し違う印象があります。
「沢」と言う字には「潤沢」「恩沢」など良い言葉に使われることもあり、
一般的にも良いイメージなのではないかと思います。

 

まとめ

国土交通省と環境省では定義が違いますが、一般的に考えて下記の一覧表にまとめました。

定義 周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域。中央に深い所には沈水植物を見ないもの 湖より浅く,最深部まで沈水植物が繁茂するもの くぼ地に自然に水がたまった所。特に人工的に作ったもの 浅く水がたまり、草が生えている湿地
大きさ 沼や池より大きい 湖よりも浅く小さい 湖や沼のより小さい 池よりも浅く小さい
形成 自然、人工的にできたもの 自然にできたもの 人工的にできたもの 自然にできたもの
水深 5m以上 5m以内 5m以内 数cm程度
代表的な所 琵琶湖,摩周湖,田沢湖など 印旛沼,伊豆沼など 別府弁天池,満濃池など 嵯峨沢など

湖・沼・池・沢と言う言葉でも、各省庁によって定義が違うなんて
日本らしいと言って良いのか複雑な印象を受けました。

「ここは湖だ!」

「いや池でしょう!」

なんてことを偉い人が言い合いになって、どうでも良い時間が過ぎていないことを
心から祈っています。

また、文字一つをとってもイメージが違うなんて、
それも日本らしさを感じることが出来ました。

ではではまた。

 

 

********************************************************************

参考資料:

国土交通省「国土地理院」HP

環境省HP

-地名

Copyright© 気になる違い.net , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.