ネットサーフィンをしていると、「砂の戦争」という言葉を発見しました。
途上国の発展でビルなどの建設が進み、水や食料のみならず砂も争奪しあっているというのです。
地球にある資源は限りあるもので、普段何気なく目にしているものの価値が上がっていく。
原油や天然ガス、水や木材など他の天然資源と、すべて同じ目線で考えた方がよさそうです.
そんな時にふと疑問に感じたことがあります。
「"砂"と"土"の違いって何なんだろうか?」
この記事は、日々過ごしている中でふと疑問に感じたことなど、
明日、人に話したくなるネタになる記事を書いています。
この記事が、人とのコミュニケーションのネタになってくれれば嬉しく思います。
砂・土・泥・粘土の違い
結論から言うと、
「植物が育ちやすいかどうか」が大きな違いです。
有機物を含んでいる「土」は植物が育ちやすいく、そうではない「砂」は育ちにくいもしくは育ちません。
「泥」は水分量を多く含んだ「土」であり、
「粘土」は粒子の細かい「砂」ということが言えます。
砂:粒径2mm~16分の1mmの岩石の破片
土:岩石の破片からなる無機成分と、動植物の遺体が分解して生じた、有機成分とが混合した地殻最表層の生成物
粘土:粒径0.0039mm未満の岩石・鉱物の破片、あるいは温度や圧力で変形した、きわめて微細な粒子の集合体
泥:水分をかなり含み、固結していない微細な粒(コロイド粒子が主体)からなり、無機質粘土に多少の有機物が混合しているもの
- 有機物(organic):炭素を含む化合物。炭水化物,タンパク質,脂肪などのように,生物の体内でつくり出される物質は有機物。
「オーガニック」と聞いたら馴染みがある。(農薬や化学肥料を使っていない食べ物を指す)
- 無機物(inorganic):有機物以外のすべての物質
砂とは
砂は大きさによってその呼び名も変わってきます。
粘土:粒径0.005mm以下の粒子
シルト:粒径0.074~0.005mmの粒子
砂:粒径2mm~0.074mmの粒子
レキ(礫):粒径2mm以上の粒子
「粘土」は粘りけのある土と言われるように、非常に細かい粒子で形成されています。
実は砂(鉱物)には作物に必須なミネラルが多く含まれているのです。
砂(鉱物)は作物の根酸によって溶かされ,徐々に小さくなりながらミネラルを放出します。
このミネラルを作物が利用するのです。
栄養のある土になるためにはこのミネラルは欠かせません。
砂漠に植物が生えないように、砂は簡単に言うと岩石の破片です。
これに動植物の死骸など微生物が堆積したものが「土」になるということです。
土とは
土は、生物、腐植、鉱物の混合物です。
生物とは、植物の根や土壌動物(ダニ、ミミズ、線虫)、微生物(糸状菌、放線菌、細菌)などをいいます。
腐植とは、生物の遺体が長い年月をかけて様々な化学反応を受けてできた分解されにくい無定形で暗色の物資です。
そして、土から生物と腐植をすべて取り除いたものが鉱物(砂)です。
「泥」はこのような混合物を含んでいる土に、多くの水分を含んだものを指します。
砂と土の違いを確認する方法
砂と土の違いを簡単に確認する方法があります。
一握りの土を手にとってみて、この土をコップの中の水のなかに入れてみるとあぶくができるか確認してみる。
土の中には空気やガスが入っている、つまり有機物を含んでいることから違いが分かるのです。
家の庭の手入れやガーデニングなどで水はけの悪いところがあると思います。
このようなところには粘りけの少ない「真砂土」などを敷くことで解決することが出来ます。
ここに大量の真砂土があるじゃろ?これをこうして、こうじゃ(夫が頑張りました)。 #DIY pic.twitter.com/m2gU2zwOlr
— マスカル子@2y3m&1y0m (@mascarco) June 28, 2020
まとめ
砂の中でもいろんな砂があったり、新たな発見が多くありました。
庭のある自宅を購入した際には、水はけのよい砂を使ったり、
植物を育てる園芸部分には、肥沃な土を敷いたり、
人間の生活には"砂"と"土"も欠かせないことを改めて実感しました。
ではではまた。
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参考資料:
YANMER:土づくりのススメ - 深掘!土づくり考え
yahoo news:「砂」が大金に変わる?希少化する「砂」の今